裾野市議会定例会が令和3年12月8日に開催され、議員からの一般質問が行われた。
杉山茂規議員が forest、カーボンニュートラルについて質問をし、森林は市の63%を占め、国土の3分の2が森林であることを踏まえ、適切な管理が必要だと強調した。市も2050年までに温室効果ガスを実質ゼロにすることを目指し、カーボンニュートラルシティ宣言を行っており、そのために持続可能な森林整備や生物多様性の保全に寄与する方針を市長が述べた。
次に、鳥獣被害対策についても質問があり、産業部長からは捕獲のための補助金を活用した取り組みが紹介された。特に、鳥獣被害防止計画は市の農作物に影響を及ぼすため、実効性のある対策が求められる。また、杉山議員は地域脱炭素ロードマップの中での施策を踏まえ、持続可能な農業へのシフトや地元経済への波及効果を指摘した。
次に、小田圭介議員が行財政構造改革について質問した。特に、過去の改革が未達成に終わった原因として、市民との情報共有の不足が挙げられ、今後の施策にはこの点を強調する必要があると述べた。その上で、歳入確保に向けた施策として、企業版ふるさと納税やガバメントクラウドファンディングを活用しつつ、新たな収入源を模索していきたいと考えられている。
観光政策の一環として、特にスポーツツーリズムの推進が取り上げられた。市長はこの事業に対する関心が高まり、団体利用から個人利用へと広がりを見せていることに期待を寄せており、さらなるプロモーションと地域リソースの提供が必要であると強調した。特に、ウーブン・シティやカーボンニュートラル施策により、観光客や企業の誘致が進む環境が整いつつあるため、これを機に効率的なまちづくりに努める必要があるとされた。
全体的に、各議員からは具体的な施策を見据えた議論が交わされ、財政状況の改善策や自立した持続可能なまちづくりのための取り組みが必要だと再認識される場となった。今後も市民とのコミュニケーションや、環境問題に取り組む姿勢が一層求められる is given.