令和2年9月、裾野市議会定例会が開催され、主要な議案に対する討論や採決が行われた。
この定例会では、令和元年度の一般会計歳入歳出決算を含む11件が審議され、全ての議案が原案通りに採決され認定された。特に、岡本和枝議員は認定第1号に対して反対の意見を述べ、「市民サービスの低下が懸念される」と強調した。
岡本議員は、令和元年度の経常収支比率が98%であるとの指摘を行い、福祉や教育などの公共サービスの充実が求められている現状を説明した。また、過去に行われた区画整理事業の継続により、住民サービスが低下しているとの見解を示した。この問題に関しては、今後の財政運営のあり方が問われている。
また、日程第9件の下水道事業会計決算については、村田悠議員と小林俊議員がそれぞれ賛成と反対の立場から討論を行った。村田議員は、市の経営改善策を評価しつつも、計画の見直しが必要であることを強調しました。反対意見があったものの、最終的には多数決により承認された。
さらには、議長の辞職願いについても議題となり、土屋秀明議員が辞職を承認され、その後議長選挙が行われた。賀茂博美議員が新議長に選任され、これからの市議会運営への期待を述べた。
今後の市議会においては、財政運営の透明性や市民サービスの向上を目指す取り組みが一層重要になると見込まれる。同定例会の議論を踏まえ、議員各位の意見や市民の声を反映した施策の推進が期待される。