裾野市議会の定例会が令和3年6月24日に開催され、複数の議案が可決された。議会では、第43号から第49号までの条例及び予算に関する議案の審議が行われ、全て全会一致での決定となった。
特に注目されたのは、第43号議案の裾野市営住宅条例の一部改正である。産業建設委員会の委員長である二ノ宮善明議員は、「所得税法の改正に伴っての改正であり、議論なく可決された」と述べ、各議員の協力に感謝の意を示した。
次に、第44号議案では、裾野市介護保険条例の一部を改正することが提案された。厚生文教委員会の委員長である浅田基行議員は、適用範囲の変更等に関する質疑応答を行い、内容の周知徹底が必要であると強調した。こちらも特に討議なく、全会一致で可決された。
また、第45号議案では、裾野市斎場条例の廃止が議題に上がった。申請理由については、総務委員会の委員長である村田悠議員が説明し、質疑応答の後に可決される運びとなった。特に、近年の利用状況をふまえ、必要性に疑問が呈されていた。
予算関連では、第48号議案と第49号議案も全会一致で可決された。第48号議案では一般会計補正予算が提案され、駐車場契約者変更に伴う減額等の内容が報告された。さらに、第49号議案ではふるさと納税に関する予算が議題に上り、これも問題点が指摘されずに順調に可決された。
最後に、第50号議案では、一般会計補正予算の第6回が提案されたが、こちらについても質疑がなく、即日可決された。議会は通常通りの運営が行われ、10時14分に閉会となった。議長である賀茂博美氏は、今後の市の運営に向けた期待を述べ、出席した全議員に感謝を表した。