令和5年9月、裾野市議会定例会が開かれ、11件の議案が一括審議された。
主な内容としては、令和4年度の一般会計歳入歳出決算の認定が挙げられる。予算決算委員会委員長である井出悟議員は、過去の審査の経過や概要を報告した。これにより、実質単年度收支が黒字であったことが強調され、今後の厳しい財政状況を踏まえた新たな取り組みが必要であるとの見解が示された。
岡本和枝議員は、反対討論の中で、財政力指数の悪化や、公債費負担比率が懸念される一方、教育や福祉に対するサービス水準の維持が不可欠であるとの指摘が行われた。彼女は「包括的な議論が必要だ」と訴えた。
また、賛成討論では、則武優貴議員が市民生活を守るための新たな取り組みの重要性を強調し、全会一致で原案が認定されることとなった。次に、他の決算案も同様に審議されたが、質疑や討論は省略され、すべての議案は全会一致で認定された。
副議長辞職の件では、井出悟議員が辞職願を提出し承認された。これに伴い、副議長選挙が行われ、杉山茂規議員が指名された。杉山議員は、「誠心誠意職務を全うする」との決意を示した。この選挙に関連して議会運営委員会の委員の辞任や選任についても議題に上がり、適切に処理された。
最後に、議席の一部変更など、議事を整理する必要がある旨が確認され、定例会は無事終了した。議長の中村純也議員は、委員会に参加した全員に謝意を表し、議会を閉会した。