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裾野市議会、下水道条例改正で21.3%の料金引き上げを可決

裾野市議会は、下水道条例の改正を可決し、料金を21.3%引き上げることが決定された。市民生活への影響が懸念される中、賛否が分かれた。
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令和2年9月18日、裾野市議会は定例会を開催し、数件の議案が可決された。

議題には多くの市民生活に直接関わる内容が含まれており、特に第73号議案である裾野市下水道条例の一部改正が注目を集めた。この改正は来年4月からの下水道使用料金を21.3%引き上げる内容であり、議員間での様々な意見が交わされた。

反対討論を行ったのは岩井良枝議員で、今回の料金引き上げが新型コロナウイルス感染症の影響を受ける市民にとって非常に過酷であると指摘した。特に生活困窮者への配慮が不足しているとの意見を述べ、料金引き上げの施行時期を見直すべきだとの立場を強調した。

一方、賀茂博美議員は賛成の立場で発言し、この改正が裾野市下水道事業の健全性を保つために必要であるとの意見を示した。特に維持管理費を使用料で賄うという理念を支持し、市民生活の向上と公共性の観点から、適切な料金体系が求められると述べた。

第80号議案である裾野市総合計画策定条例も可決された。この条例には市の未来を描く計画の法的根拠を明文化し、市民の意見を反映する手法が盛り込まれることが確認された。企画部のみらい政策課長は、市民協働を基にした策定手法の重要性を再確認し、議会からの支持を受けて推進していく考えを示した。

議員提出議案第6号についても議論が行われ、裾野市議会基本条例の改正に関する提案がなされた。この改正は市民との対話を重視し、議会としての役割を再確認するものである。

また、議会改革特別委員会からの中間報告も行われ、今後の取り組みに対する期待が寄せられた。特に、ICTの活用やSNSを通じた市民とのつながりを強化する方向性が示され、さらなる透明性向上が図られることとなる。

議長の土屋秀明氏は、全ての議案が可決されたことを報告し、会議は無事に終了した。裾野市議会は今後も市民に寄り添った活動を推進し、健全な行政を目指す方針である。

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議会名裾野市議会定例会
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