裾野市議会の定例会が6月21日に開催され、教育環境の整備や観光の振興、カーボンニュートラルに向けた取り組みがテーマとして議論された。特に、教育環境の整備に関しては教員の増員が焦点となり、子どもたちが健やかに育つための施策の強化を求める声が多数上がった。
また、観光振興においては、ももいろクローバーZのライブイベントが成功した事例が挙げられ、今後も地域資源を活用した観光まちづくりの推進が期待される。このイベントの成功による経済効果は推計で3,000万円以上とされ、裾野市の知名度向上にも寄与したとされる。
カーボンニュートラルに関する取り組みも話題に上り、地域の環境への配慮を強調する意見が出された。特に、廃棄物管理や再生可能エネルギーの導入に向けた具体的な施策が求められる場面もあった。
道路整備については、長年放置されていた課題に対する改善策が提起された。特に、地域の土地利用と関連する道路整備が議論され、都市計画の見直しが必要との意見が多く聞かれた。人々が暮らしやすい地域を実現するためには、インフラの整備が欠かせないとの認識が示された。
討議の終わりに、村田市長は「将来を担う子どもたちに何をしてあげられるかを、真剣に考えている」と語り、教育環境の整備に尽力する意向を改めて示した。議会では、裾野市が「子育てするなら裾野」と言われるまちを目指すための具体的な施策の実行を期待する声が高まった。