函南町は、令和6年第1回臨時会を開催し、消防団詰所(第1分団)建替工事の請負契約を審議した。
この工事は、消防団活動の基盤を強化することが目的であり、契約金額は7,848万5,000円にのぼる。町長の仁科喜世志氏は、提案理由を説明し、詳細については所管の総務部長の杉山浩巳氏が補足説明した。施工は、小野建設株式会社が受注し、工事は210日間を予定している。
質疑応答では、馬籠正明議員が解体工事に係る費用について確認を求めた。解体費用は、全体の請負金額に含まれているとし、地域安全課長の加藤裕一氏は予想金額を170万円と見込んでいると回答した。議員は、金額が不明確であることから、議会の了承を得るべきだとの意見を述べたが、総務部長はすでに含まれていると強調した。
また、質疑の中では太陽光発電設備についても言及があり、設置は建物屋根に行い、最大出力は5.25キロワットであると説明があった。議員の中には、図面に発電設備の情報が明示されていないことを指摘する声も上がり、今後の図面提出のあり方について議論がなされることとなった。
最後に、議案第45号は賛成多数で可決され、工事の実施が決定した。これにより、消防団への支援体制がさらに強化される見込みである。