令和6年2月定例会では、子どもや教育に関するさまざまな議題が取り上げられた。特に「子ども安全の日」の取組や学校給食に関する質問が多く、各部長から詳細な回答があった。
「子ども安全の日」については、毎月20日に設定され、地域や市民が協力し、防犯活動が行われている。市立小中学校では、防犯意識向上のための指導として、警視庁から出された「いかのおすし」を手法に取り入れ、子どもが自分の身を守る意識を高める教育が進められている。さらに、地域の見守り隊による登下校時の安全確保も実施されている。
市内の公立保育園でも防犯対策を行っており、特に「いかのおすし」を用いた学習が行われている。これらの取組は地域の特性や保育園の状況に応じて工夫されており、保護者や地域と連携した活動が展開されることが重視されている。また、同報無線による「子ども安全の日」の周知についても、市長は前向きに検討する意向を示した。
学校給食においては、富士宮市は食材の地産地消を推進しており、地元産の食材を使ったメニュー作成に努めている。給食費は小学校267円、中学校322円であり、各食材の費用も詳細に示された。アレルギー対応も進んでおり、アレルギーを持つ児童生徒については、様々な配慮が行われている。
手話の教育については、学校での手話が取り入れられており、手話に興味を持つ児童生徒が増えている。さらに、合理的配慮の提供義務化に向けた取組も進められ、市民への啓発が重要視されている。市では手話ページの掲載や、手話通訳派遣事業による支援も行われ、包括的な福祉政策推進がなされている。
また、富士宮まつりに関連する取組もあり、小中学校での参加に関する対応が話し合われた。このように、教育や子どもの安全確保に向けた取組が多面にわたって行われていることが確認された。
今後も、各部署が連携し、富士宮市の子どもたちが安全で、かつ充実した環境の中で育つことができるよう、一層の努力が求められる。