令和元年第1回函南町議会臨時会が、令和元年5月15日に開かれた。
この臨時会では、議長、副議長、常任委員の選挙や、様々な議案が審議され、一定の決定が下された。
まず、議長の選挙では、中野 博議員が当選した。加入する地域の代表として、議会の運営に対する意識を高めていくと訴えた。次に、副議長には、馬籠 正明議員が選出され、議会運営の円滑化に努めると約束した。
常任委員会の委員も新たに選任され、各委員の役割の理解を深められる会となった。特に総務建設委員、市川 政明君や文教厚生委員、長澤 務君の新任が注目された。また、議会運営委員会も新たに設置され、その運営において議会全体の円滑な業務を実現することが求められた。その後、三島函南広域行政組合議会議員や、駿東伊豆消防組合議会議員の選出も行われた。
また、監査委員の選任も行われ、田口 彰一氏が新しく選任されることが決まった。監査業務を通じて町の予算執行の透明性を確保することが期待されている。
議案については、特に重要なものとして、函南町税条例及び都市計画税条例の一部改正が挙げられた。これにより、寄附金税額控除の特例対象寄付金に基づく改正が施行され、町民への税負担の軽減を図る狙いがある。さらに、介護保険制度に関する条例改正も報告され、低所得者の介護保険料の軽減強化が含まれている。これにより、介護保険の新たな適用基準が設けられ、高齢社会の適応にも寄与する方針が示された。
最後に、東中学校の空調設備設置工事の請負契約についても審議が行われ、これが承認されたことにより、教育環境の整備がさらに進むことが期待されている。町長の仁科 喜世志氏は、議会が果たす役割の重要性を強調し、町の持続可能な成長に向けた協力をお願いした。
この臨時会の議論は、今後の函南町の政策において重要な影響を与えることが予想されるため、町民の声を反映した施策の実現を目指し、議会において真摯な討議が続けられることが望まれる。