令和3年第1回函南町議会定例会が行われ、様々な補正予算が議題に上がった。
主要な議案の中で、国民健康保険特別会計補正予算について町長の仁科喜世志氏は、歳入歳出それぞれを1億7,096万9,000円減額し、総額を42億3,618万9,000円にすることを提案した。
鈴木晴範議員は新型コロナウイルス感染症対応分の国民健康保険災害臨時特例補助金の具体的な使い道について質問した。
住民課長の廣田克幸氏は、この補助金が収入減少に伴う保険税の減免に対する国庫補助であると説明した。
また、後期高齢者医療特別会計補正予算においては、歳入歳出をそれぞれ50万8,000円減額し、総額を4億9,151万7,000円にすることが提案された。
さらに、介護保険特別会計については、歳入歳出を597万4,000円追加し、総額を31億5,890万8,000円にすることが話し合われた。
福祉課長の長屋容美氏は事業の補正内容を詳しく説明し、コロナの影響により介護サービスの需要が変化したことを指摘した。
農業集落排水事業特別会計では歳出の配分が変更され、固定額には影響がないことが報告された。
下水道事業および上水道事業の補正予算では、事業収益および事業費用が減額され、健全な財政運営が求められた。上下水道業務においても、入札差金による不用額の減額がメインの理由とされた。
議案第16号および第17号は、簡易水道特別会計に関する補正予算であり、収入と支出はいずれも同額の減額が提案された。
最後に、東部簡易水道特別会計では、収益的収入と支出の減額が行われ、資金期末残高の増加が予測された。全体として、各議案は原案通り可決された。
議長は最後に、次回の会議が明朝9時から行われることを告知し、この日の会議を終了した。