函南町は、令和4年度の予算編成と新型コロナウイルス対策を優先しつつ、持続可能なまちづくりを進める方針である。
まず、予算編成において、令和4年度は第六次函南町総合計画後期基本計画に基づき、施政方針では町民一人一人が主役になれる環境整備を目指すと述べられている。特に、新型コロナウイルス感染症対策は重要なテーマとして位置付けられ、町民の生活を守るための施策が充実されている。
次に、財政運営の見通しにおいては、歳出経費が増加しているにもかかわらず、収入の減少が続く中で、持続可能な財政運営が求められています。仁科喜世志町長は、地域経済の活性化を図りながら財政調整基金を維持することを強調し、長期的な視点に立った施策の実行が不可欠であると述べた。
公共施設の管理については、特に学校施設や高齢者福祉施設が老朽化し、改修が必要な状況です。町は今後、公共施設個別施設計画に基づき、効率的かつ効果的な維持管理を進める方針です。また、公共施設の災害対策として、避難所機能を強化する取り組みも進められています。
最後に、防災に関しては、公助・共助の観点から地域住民の自助を促す施策が重要視されています。地域における自主防災会の育成や、ボランティア・アマチュア無線クラブとの連携を進め、住民参加型の防災意識を高めるための施策を実行していくと述べられました。共助の重要性が再認識され、地域防災計画も着実に見直されていく重要な時期に来ています。