令和5年6月7日、函南町議会の定例会が開催され、重要な議題に関する意見交換が行われた。この中で、町の未来を見据えた戦略として、第六次函南町総合計画後期基本計画が議題として挙げられており、これは魅力と活力に満ちた町づくりを目的としている。
日吉 智議員からは後期基本計画に関する具体的な施策について質問があり、総務部長の杉山 浩巳氏は、実効性の高い施策として18の主要分野に基づく53の取り組みを継承する旨を説明した。
特に、課題解決への新たな視点として、SDGsの推進、コロナ対策、デジタル社会の形成、脱炭素社会の実現が挙げられた。921の施策を実現するための具体的な取組みを進めていく必要性が強調された。
また、スポーツ振興については、地域の活性化や健康増進のための施策が確認され、特にスポーツ少年団への支援が評価されていることが述べられた。一方で、少子化が進む中で、団員数の減少や部活動の地域移行が進むことに対して、町全体での取り組みが重要であるとされている。
来る統一地方選挙の振り返りとして、投票率が過去最低となったことが問題視されており、若年層や地域住民の関心を高める取り組みが求められている。総務部長は、投票率向上に向けた啓発活動について、具体的な取り組みが進められていることや、特に若年層へのアクセスが重要であると述べた。
最後に、伊豆中央道の有料期限延長についても言及され、町としての懸念が示された。迂回交通の流入による生活道路への影響や交通問題への対策が求められていることが確認され、交通量調査を基にした具体的な対策の構築が今後の課題となる。