令和4年第2回函南町議会定例会が6月17日に開催され、重要な議案が審議された。
この会議では、まず人権擁護委員候補者として渡邊弘子氏の再任が推薦された。町長である仁科喜世志氏は、その経歴を踏まえ、人権擁護への深い理解があることを強調した。この推薦案は、議会の全員賛成により可決された。
続いて、函南町税条例等の一部改正議案も通過した。この改正は、地方税法の公布に伴うもので、納税証明書の交付手数料についての変更が含まれている。改正の趣旨についての説明を行ったのは、総務部長の杉山浩巳氏である。彼は、改正によって町民の負担軽減を目指していると述べた。
また、国民健康保険税の条例改正案についても審議がなされ、新型コロナウイルスの影響により収入が減少した被保険者を対象とした減免措置が求められた。こちらも副町長の佐野章夫氏から詳細な説明があり、必要な改正について賛成が得られた。
介護保険条例の改正には、減免措置が含まれており、こちらも可決された。厚生部長の大沼裕幸氏は、社会情勢の変化を考慮したものであるとし、町民に重要な影響を与えることを説明した。
唯一の新設案として、函南町土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例も上程され、県の新設規則に合わせた内容であることが町長によって説明され、改正の必要性が認識された。改正案は、現行条例が県条例より柔軟な運用を求められることから追加の調整が行われた。
下水道事業特別会計および上水道事業特別会計についてもさらなる補正予算が提案された。上下水道課長の村上克司氏が具体的な数値を示し、予算に対する意義を説明。こちらも賛同を受け可決された。特に、収益的収入の補正に注目が集まった。
町長の仁科喜世志氏は、今回の議会で大きな合意形成ができたこと、町民生活への影響を考慮した決定であることを強調した。今後も町民との協力を通じて、より良い政策を進めていく方針を示した。最後に、町政への理解と協力を訴え、総括的に会議は終了した。