令和2年第1回函南町議会定例会が開催され、重要な議題が多数上程された。
まず、議会招集に際し、町長の仁科喜世志氏が開会の挨拶を行った。続いて、議事日程に従い、人権擁護委員候補者の推薦についてが審議された。町長は「増田貴史雄氏」と「神尾義敬氏」、「片岡俊枝氏」の3名を推薦し、議会は全会一致でこれを承認した。これにより、函南町の人権擁護に関する体制が強化されることとなる。
次に「函南町森林環境整備基金条例の制定」が議題に上がり、町長は森林環境税及び譲与税に関する法律に基づき、この基金が森林整備施策に充てられることを説明した。一般的に791万円規模での基金を見込んでおり、今後の森林管理に寄与することが期待されている。また、「国民健康保険税条例の改正」について、町長は税の賦課方式を標準化する意図を述べた。
その後、下水道条例や町営住宅条例の改正についても深堀が行われた。この改正は、それぞれの収支バランスを維持し、持続可能な事業運営を目指すものである。特に下水道条例では料金改定が決定したことで、町民の負担が増加することに対する懸念の声も上がった。
なお、この日は多数の議案が可決されたなかで、特に「令和元年度函南町一般会計補正予算(第5号)」の議案も先送りせず、全額127億6,900万円で合意された。これらは全体の fiscal healthを保ち、持続可能な運営を続けるための施策である。
最後に、町長は事故発生とその責任問題にも言及し、町道の維持管理の重要性を確認した。ポットホールが原因の事故での賠償が続く中、改善策の実施が急務とされている。