令和5年9月12日、函南町議会は定例会を開催し、複数の議案について審議した。最も注目されたのは、教育委員会委員の再任に関する議案第80号である。町長の仁科喜世志氏が小永井博之氏の再任を提案し、全会一致で同意を得た。小永井氏は過去の経験を活かし、地域の教育に貢献する姿勢が評価された。
次に取り上げられたのは、議案第81号の固定資産評価審査委員会委員の選任であり、高橋敏氏の再任が話題となった。高橋氏は地域に根差した経験があり、さらなる審査業務の充実が期待されている。
道路関連の議案、第82号と第83号では、町道柏谷96号線の廃止と新たな町道柏谷140号線の認定が行われた。林野等の未開通地域における廃止には、交通機能の見直しが求められ、今後の見通しが重要となる。
また、補正予算に関わる議案が続々と紹介された。一般会計補正予算第3号では、歳入歳出それぞれ7億4200万円が追加され、民生費や教育費が拡充される見込みだ。特に、教育費ではGIGAスクール関連の支出が注目される。
保険関連の議案では、国民健康保険特別会計補正予算第1号や後期高齢者医療特別会計補正予算第1号が可決。地域の健康維持に向けた施策が強化されることが期待されている。介護保険特別会計補正予算第1号も可決され、今後の介護サービス向上に向けた取り組みが本格化しそうです。上水道事業特別会計補正予算第2号では、間宮地区における漏水問題への対応が強調された。
専決処分に関する報告も行われ、事故に伴う損害賠償金の支払いについて説明がなされた。今回の事故を受けて、適正な管理を求める声が上がる中、議会も対応に関心を寄せている。