令和5年度函南町の予算案が議会で審議されています。
この予算案は、様々な公共サービスを支えるために重要な基盤となります。
町長の仁科喜世志氏は、令和5年度函南町一般会計予算の歳入歳出総額が124億7,400万円であり、前年度比6.7%増となることを説明しました。
これには、自主財源が65億713万7,000円と、依存財源が59億6,686万3,000円を見込んでいることが含まれています。
具体的には、町税が前年度比0.4%減の50億9,335万2,000円となる一方で、寄附金は14.9%増の6,932万2,000円、地方消費税交付金は15.0%増の9億1,100万円が見込まれていますと報告しました。
歳出面では、民生費が46億8,550万4,000円と2.6%の増加を示しています。
この中には、児童福祉や高齢者福祉、障害者福祉事業などが含まれています。
また、消防費も6億5,622万8,000円と4.0%の増に。
この背景には、新たな消防車両の購入があると説明されました。
議案第28号の函南町土地取得特別会計予算では、歳入歳出総額が2,036万7,000円と定められています。
これぞれの財源の効率的な活用が期待されています。
議案第29号では、国民健康保険特別会計予算の歳入歳出が41億400万円となることが示され、これには保険料や国庫支援金が含まれます。
さらには、議案第30号にも記載されている後期高齢者医療特別会計予算は、5億7,398万2,000円の予算が設定されています。
この予算配分が地域の健康維持に繋がる見込みです。
経済成長と社会福祉の両立が求められる中で、議会ではこれらの議案が詳細に審議され、町民の安心・安全な生活を守るための基本的な施策が確認された形となります。
町側からは予算案に対する透明性と説明責任が強調されています。
今後の進展に注目し、町民と議会が連携しながら、良き施策が実現されることが期待されます。