令和3年第1回函南町議会定例会が行われ、数多くの議案が審議された。
会期は2月22日から3月18日までの25日間に決定。議題としては、金融機関の指定を初め、選挙運動を巡る公費負担の条例制定や介護関連法案等、多岐にわたる。
町長の仁科喜世志氏は議案第1号について、指定金融機関の変更を述べ、今後2年間は三島信用金庫に指定されると報告した。質疑応答では、馬籠正明議員が金融機関の輪番制について尋ね、回答者である会計管理者の鈴木由紀子氏は、特に評価基準は設けていない点を強調した。
次に議案第2号では、選挙運動に関する公費負担の条例が提案された。この条例は、公職選挙法の改正に基づき立候補者の選挙活動を支援する内容で、経済的な負担を軽減することを目的としている。質疑では、馬籠議員が外部金融機関を選定する理由について質問し、特に評価基準が存在しないとの説明に対し驚きの声が上がった。
10件の議案が審議され、議案第4号や第5号でもそれぞれ改正内容が述べられた。特に、介護保険条例の改正では保険料の見直しやサービスの充実が図られていることが法人にとって重要であるとされ、議員個々の意見が交わされた。
さらに、議案第8号では、新型コロナウイルスワクチン接種に関する補正予算が承認され、費用の内訳には緊急に必要な事業費が含まれる。特に接種券の郵送費用が増額された。
最後に、全体の予算計上の見直しが求められる中、報告第1号および報告第2号として専決処分された損害賠償についても報告され、今後の交通安全活動についても町長が意義を持って取り組むことを約束し、会議を締めくくった。