令和6年6月に行われた函南町議会では、町の環境基本計画や青少年支援、食育の重要性が議論された。
特に、温室効果ガス排出の削減に向けた施策が注目されている。函南町は2040年までの温暖化対策として、二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指している。これに関して、町長の仁科喜世志氏は、地元住民の理解を得て進めることが重要であると述べた。
また、議会では、青少年の文化芸術活動の振興についても話し合われた。城内校の文化祭では、地域の小中学校との連携を強化し、町内の高校生による活動を促進する方向で進められ、町民にも幅広く参加を呼びかけるべきだとする意見が出ている。
さらに、食育に関する施策も重要なテーマに挙げられた。児童・生徒の健康を守るため、栄養価の高い食事や正しい食生活についての教育が急務であると指摘された。学校給食を通じた食育の強化として、地域産品の利用が予想される中、栄養教育とその重要性を広める取り組みが求められている。
最後に、不適切な盛土問題は、地域住民への影響が大きいことから、町と県は連携し早急に対策を講じることが求められた。特に、調査の結果から見えた盛土崩壊の危険性についての情報が地域住民に重要であると認識されている。