令和5年12月の定例会において、函南町の成人式「はたちの集い」の午後開催について議論されました。地域住民からは、早朝の準備が負担であり、参加者の体験が充実するためにも午後開催が望ましいとの声が上がっている。この件に対し、教育委員会では実行委員会の意見も踏まえながら検討を進めると述べています。
また、交通安全対策として、鬢の沢から軽井沢にかけての県道11号についても言及されました。この道路では道幅が狭く、見通しが悪い箇所が多く、事故の危険性が指摘されています。町としては、道路の定期的なパトロールを行い、住民からの意見を基に県に対して安全対策を働きかける姿勢を示しました。
地域文化の貴重な資源である伝統的祭りの保存についても議論されました。町の伝統行事を観光資源として発展させるためには、地域コミュニティの参加を促し、支援を強化することが重要であるとされました。例えば、ふるさと納税の返礼品を地域の祭り体験にすることなどが提案されています。
障害者週間においては、町の障害福祉施策を広めるための活動や、地域の障害者団体との連携が強調されました。具体的には、障害者施設の作品展示や体験会の開催が進められると共に、福祉施策のさらなる拡充が求められています。町としては、様々な施策が行われているものの、一層の努力が必要であるとの認識が示されました。
さらに、障害者に配慮した情報発信の重要性も強調され、視覚障害者が利用しやすい情報提供を検討する必要があるとの意見がありました。町は、障害者の生活環境向上のためにさらなる施策を推進していく考えを示しています。