令和5年度函南町一般会計補正予算(第5号)が審議され、多くの議案が可決された。特に注目されるのは、一般会計補正予算の総額を141億9,300万円に引き上げる内容だ。
補正予算には、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金が含まれている。この施策は、昨今の生活費高騰に直面する町民への支援を目的としており、約3,700世帯への現金給付が見込まれている。同給付金は、住民税非課税世帯に対して一世帯当たり7万円の支給を考えている。
また、L E D化推進事業においては町内の公共施設の照明をL E Dに切り替えることによって、経費節減と環境保護を目指す。また、補正予算には社会福祉費や衛生費の増加も含まれており、そのための財源は国庫補助金などから賄う見通しだ。
質疑では、特に電力・ガス・食料品等給付金の支給開始日やその対象者についての確認が行われた。また、町民生活支援に向けた他の施策についても質問が寄せられた。町側は、今回の準備ができ次第、年度内には給付を開始する見込みであると述べた。そのため、迅速な情報提供と町民への周知が求められている。
このように、本会議では町民生活に直結する提案が多くあり、今後の取り組みが期待される。今後も議会と行政が連携し、住民のニーズに適した施策の実施を進めていくことが必要であると強調された。