令和2年第3回函南町議会定例会が9月8日に開かれた。議会では、教育委員会委員の新任が確認されており、町長の仁科喜世志氏が宮城島美津穂氏を教育委員に任命したい旨を述べた。この任命は議会の同意を得た上で行われ、宮城島氏の任期は令和2年10月1日から令和6年9月30日までの4年間となる。
また、固定資産評価審査委員会の選任についても審議され、新たに高橋敏氏を選任することが決定した。今回の委員選任により、地域の固定資産評価に関する適正な運営が期待される。
さらに、手数料徴収条例の改正も提案され、通知カード及び個人番号カードの交付に関連する手数料の見直しが行われる。これにより、情報通信技術の活用による行政手続きの利便性向上が目指されている。
道路線の認定に関する審議も行われ、新設された町道上沢128号線が町道として正式に認定された。この道路の認定により、地域の交通インフラが強化されることが期待されている。
特別会計では、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計についてそれぞれ補正予算が可決された。それに伴い、国庫支出金等による歳入の増額や、歳出の再調整が行われ、地域住民の健康管理や福祉向上が図られることが強調された。
また、下水道事業特別会計の補正予算の審議も行われ、事業費用の見直し及び歳入の減額が行われた。この結果、今後の下水道整備事業の健全な運営が求められる。
その他にも農業集落排水事業特別会計や簡易水道事業特別会計に関する補正予算が可決された。特に、田代、軽井沢、丹那地区及び東部簡易水道については、新型コロナウイルス感染症に伴う減免措置が取られることが報告された。
議会では、報告第8号や第9号、第10号として専決処分により決定された損害賠償についても報告された。これらは町の管理下での事故による損害賠償に関連し、町としての事故に対する適切な対応が求められた。最後に、休会の議決が承認され、次回の会議は9月9日に開かれる予定となっている。