令和4年5月18日、富士宮市議会は臨時会を開催し、議事が進められた。
議会の冒頭、議長である小松快造議員は、地球温暖化対策と節電の取り組みが求められていることに言及し、本市議会ではクールビズを導入する旨を報告した。また、出席議員の中には1名の欠席があったことも明らかにした。
日程に沿って会議録署名議員の指名が行われ、8番佐野寿夫議員、14番佐野和彦議員が指名された。会期については本臨時会を本日1日のみと決定した。
議選第1号の議会運営委員の選任では、渡辺佳正議員をはじめ8名の議員が選任された。選任後、議会運営委員会は休憩中に正副委員長の互選を行い、結果を報告した。委員長には佐野和彦議員、副委員長には細沢覚議員がそれぞれ選出された。
次に、損害賠償に関する報告が行われた。副市長の芦澤英治氏は、3件の損害賠償に関する専決処分の内容を一括して説明した。これらの案件は公用車による事故が起因で損害賠償の決定がされたもので、全額自動車損害賠償責任保険で賄われる見込みである。特に、報第14号と報第15号は消防団の車両が起こした事故に関するもので、運転手が負傷し過失割合が富士宮市100%であるとされた。
議員からは損害賠償に関する質疑が行われ、今後の対策について議論された。特に消防団活動の中で後退時における安全確認について、後車両に同乗者を置く必要性が確認された。これに対し、消防団活動マニュアルに誘導の項目が含まれている旨の答弁があったが、実行されていなかったとの指摘もあった。
さらに、税条例に関する報告では、富士宮市税条例と都市計画税条例の一部改正が専決処分された。副市長は、新型コロナウイルスの影響による経済不安や施行日の必要性を強調しつつ、具体的な改正内容に説明を続けた。これらの改正は、公益法人に対する寄附金の適用や商業地の課税に関する緩和措置が含まれている。
質疑応答では、議員から市内に存在する公益法人の件が取り上げられ、資料提出が求められた。議会の終了後、全案件が承認され、閉会を迎えた。