富士宮市での最近の議論においては、学校給食への有機食材の導入が重要なテーマとして上がっている。
市では2021年に農林水産省が策定したみどりの食料システム戦略に基づき、化学農薬の削減と有機農業の推進を目指す方針を示している。
そのなかで、特に多くの保護者や「学校給食を考える会」からは、有機給食に対する強い声が聞かれている。しかし、これまで有機食材を導入してこなかったのは、納入業者の規格やコスト、供給の安定性などが課題となり、実施には至らなかった。
「小松快造」議員は、有機農業者や関係者が協力し、地域全体での取り組みを通じてこの課題を解決する必要性を強調している。
また、特に富士宮市には豊富な水資源と地理的条件が揃っており、これを生かすことで新たな産業モデルを作るチャンスでもある。さらに「ゲノム編集を含む農水産物」にも懸念の声があり、堅持すべき基準や管理策を明確にすることが求められている。
他市の成功例を参考にして、学校給食への有機農産物の導入を進め、農業者の安定した経営につながる可能性も大いに捉えられている。
また、特定健診の受診率も改善が見られているが、引き続き周知の重要性が強調され、生活習慣病の予防が課題として浮き彫りにされている。市は、市民へ自己管理の重要性を理解させる指導を進め、今後の健康管理の意識を高めていく方針である。
一方で、男性トイレへのサニタリーボックス設置についても言及され、公共施設を中心に啓発を広げる必要性があり、これが市全体の取り組みとして今後の方針となる。