令和5年2月8日に開催された富士宮市全員協議会では、公益財団法人富士宮市振興公社の令和5年度事業計画について議論が交わされた。
まず、渡辺佳正議員は、都市公園の大型遊具設置について質問を投げかけた。特に、城山公園には遊具が設置されていない点を指摘し、今後の計画を尋ねた。これに対し、花と緑と水の課長である横山雅広氏は、現在、計画を策定中であり、来年度には国に補助金を要請する予定であると回答した。
また、駐車場の整備についても懸念が示された。渡辺議員は、駐車場が整備されていないことで公園の利用が進まないとの意見を伝え、整備を進めるよう要望した。これに対し、横山氏は不足を調査し、必要であれば計画を進める方針を説明した。
続いて、深澤竜介議員は振興公社の公務員の定年問題について言及した。惟村克巳常務理事は、市の方針に従い、定年について考えると述べた。
さらに、望月則男議員からは、白尾山公園のローラースライダーの状態が問われた。横山課長は、現在使用可能で、補修中であることを説明した。望月議員は、日常管理や大型遊具の設置について、草刈りの必要性や管理手法の見直しを要望した。
次に、諏訪部孝敏議員が提案したインクルーシブ公園についても言及された。横山課長は、今後整備する公園にインクルーシブ対応の遊具を設置する考えを示し、具体的には山本高原公園にブランコを設置する意向を述べた。
また、佐野和彦議員が公園のナラ枯れ問題について発言し、横山課長は今年度158本の木を伐採したことを報告した。
環境企画課長である望月敏彦氏は、霊園の永代供養や樹木葬の需要が増えていることを示し、市としての対応について検討する考えを説明した。
質疑の最後に、惟村常務理事は、振興公社が指定管理のもとで、収入が得られた場合には財調に積み立てると報告した。全体として、会議では地域の公園整備や利用促進の必要性が強調された。