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富士宮市議会で日本軽金属の導水管とリサイクル業者の問題が議論される

富士宮市議会で、日本軽金属の導水管とリサイクル工場の悪臭問題が議論され、地域と企業の連携強化が求められた。
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令和3年6月30日に富士宮市議会で行われた定例会では、いくつかのアジェンダが取り上げられた。特に日本軽金属株式会社の導水管の影響とリサイクル工場の悪臭や粉じんの問題がウエイトを持って議論された。

まず、導水管について取り上げられた。望月則男議員は、地域の米作りに影響を及ぼす導水管の存在が米づくりにどのような利用実績があるのか、山梨県から流入するアクリルアミドポリマーの影響が人体にどのように及ぶかを問うた。これに対し、環境部長の大原勝氏は、アクリルアミドポリマーの毒性について言及し、その影響について詳細な調査が行われる意向を伝えた。

次に、上長貫町内会からは、リサイクル工場からの悪臭や騒音に関する苦情も出され、市による現地調査と工場への指導が行われたことも報告された。市は苦情に対して真摯に受け止め、企業側からも誠意を持った回答がなされたことが強調され、今後も地域との連携を深めながら問題解決に向けて努力する姿勢を示した。

また、委員会の立場で強く求めたのは、今後導水管に関する住民の不安を解消するために、企業側と共に市が説明会を開催することが必要であるということだ。市側は、日本軽金属株式会社と連携し、住民への情報提供を行うため、いかにこのような機会をもうけるべきか検討していきたいとの考えを示している。

さらに、産業振興部の深谷一彦部長は、木質バイオマスを活用したエネルギー利用の推進策についても言及した。具体的には、森林資源の有効活用を通じて、地域活性化につながる施策としてまきストーブの活用を考慮しており、今後も市場ニーズを含めた調査を行いながら進めていく意思を具体的に述べた。

最後に鈴木弘議員は、中山間地域の課題や移住定住政策について質問し、圃場整備の重要性を強調した。鈴木議員は、地域振興策としての圃場の整備をさらに進めるべきだと訴え、地域住民の目線を忘れずに施策を実行してほしいとの要望を提出した。

議会開催日
議会名令和3年6月定例会
議事録
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