令和5年富士宮市議会11月定例会が開かれ、重要議案が審議されました。
市議会では、市長の須藤秀忠氏が、本市の発展に寄与した名誉市民池田大作氏の逝去に対し、哀悼の意を表明しました。今回の定例会は、会期を12月8日まで17日間とすることが決定された後、市長から提出された20件の議案について説明が行われました。
特に注目されたのは、報第23号および報第24号の損害賠償の件です。副市長の篠原晃信氏は、今年6月に発生した事故について説明し、賠償金が全額保険で賄われることを報告しました。この事故は、冠水した道路により発生したもので、市の過失が100%とされています。
また、富士宮市職員の給与に関する条例や、子ども・子育て会議設置条例の一部改正案について副市長が説明し、組織再編に伴う必要な整備を行うことを強調しました。これに対して、議題の質疑も行われ、職員給与の見直しや福利厚生についての意見が交わされました。
市立富士宮第一中学校の屋内運動場耐震補強工事請負契約の変更案も上程され、増額が必要な理由を市長が説明しました。この契約は、必要な設備の更新を考慮し、約3,081万円を増額する仮契約が締結されていることが明らかになりました。
さらに、公の施設の指定管理者の指定に関する議案も多く上程され、各施設ごとに適切な管理者の選定が求められています。これには、市民が利用する市立の各種施設が含まれ、地域社会における重要な役割を果たすことが期待されています。特に、指定管理者が変わる施設においては、管理の質の向上が求められるため、議会側でも丁寧な審議が進められました。
最後に、教育委員会の委員任命に関する同意案がスムーズに進行し、これも無事に決定されました。議長の諏訪部孝敏氏によって進められたこの日程が全て終了すると、議員たちは今後の休会日を告知されました。次回の本会議は11月27日に予定されており、さらに多くの議案の審議が行われる見込みです。