今年の水不足による田植えへの影響が大きな関心を集めている。
富士宮市では、ここ数年、『田植え時の水不足』が問題となっている。
農業者からの要望が多く寄せられ、特に今年は水不足のため、実際に田植えを行えない農家があったと報告されている。これは大変な問題で、何とかその水を確保する方法を検討している。
水利権の関係で、各農業者が取水し、霊水や湧水を有効活用できる場を確保する必要がある。水門の管理については、地域農業者が担う役割が果たされているが、課題も残されている。市が管理する水門がどのように、誰が判断して運営されるのかは今後の基本的な問題だ。
『渋沢用水』が水源の一部であるため、状況別の事前連絡体制を設けることが重要だ。その目的として、今後の水不足への早期予報を実施し、農業者への情報共有を強化することが重要とされている。
また、湧水量の変化についても研究機関との連携は不可欠。昨年から続く水不足の背景を正確に捉え、そのデータをもとに水利の調整を進める必要がある。現段階では、浸水区域の把握など情報を得られない農業者へのアナウンスや連絡方法を模索中だ。
さらに、白糸の滝に関しては、国・県・市による管理の仕組みを見える化しつつ、観光者の安全対策を徹底する必要がある。特に、落石等の事故を未然に防ぐための進入禁止エリアの設定と、立入禁止の明確な看板を設置し、より安心して観光できる環境を整えることが求められている。