令和3年11月25日、富士宮市議会は11月定例会を開会した。
今回の定例会は全議員による市民憲章の唱和で始まり、さまざまな議題が上程された。
議席の指定および変更、会議録署名議員の指名が行われ、会期は本日から12月10日までの16日間と決定された。
次に、陳情第3号が議題に上がり、適格請求書等保存方式(インボイス制度)の実施中止または延期を求める意見書提出について議論され、今後は産業都市委員会に付託されることになった。
富士宮市議会政治倫理条例制定特別委員会の設置について議決第9号が上程され、若林志津子議員が提案理由を説明した。この特別委員会は、議員による不祥事を受けて市議会の信頼回復を目指すものであり、質疑を経て原案のとおり可決された。
また、特別委員会の委員も選任され、その結果が報告された。
続いて、当局から新規条例や補正予算に関する議案が12件提出され、芦澤英治副市長が概要を説明した。特に、令和3年度の一般会計補正予算案では、決算見込みに伴う人件費や新型コロナウイルス関連の経費が追加され、補正額は7億2,900万円に上ることが示された。
今定例会における補正後の予算規模は503億8,600万円で、これにはトシダ工業株式会社からの寄附金も含まれている。
財政状況の改善を目指す施策が強調され、特に新型コロナウイルスワクチン接種に向けた対応が重要視されている様子がうかがえた。
この日は日程がすべて終了し、明日からは議案研究のため休会に入ることが決定した。次回は11月29日に会議が開かれる予定である。