令和5年6月20日に開催された富士宮市議会6月定例会では、重要な議題が数多く取り上げられた。
会期は7月5日までの16日間に決定された。亦、この会議では、静岡県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙が行われることが報告された。
須藤秀忠市長が提出したいくつかの報告の中で、令和4年度富士宮市一般会計の繰越明許費に関して記載され、9億1,523万2,000円の繰越額があった。これは、国の補正予算等に伴う事業で、年度内の完了が困難だったため、翌年度に繰越しとなったものであると説明した。
次に、令和4年度の水道事業会計予算と下水道事業会計予算に関する繰越し計算書も提出された。
篠原晃信副市長は、これらの補正予算について、物価高騰や原油価格の影響を説明し、特に民間保育所への補助金が3,457万円追加となったことを強調した。さらに、教育費などに対しても990万円の増額を提案し、庁舎設備工事にも関連する費用の見直しが必要であることに言及した。
また、議第35号から議第48号までの14件についても説明され、税制改正や条例の一部改正が行われる予定で、コロナ対策の変更にも触れた。特に、森林環境税の導入に関する税条例改正についても審議され、軽自動車税の改正案も提出された。
最後に、選第6号農業委員会の委員任命に関し同意を求めることが確認された。議会における今後の施策に期待が寄せられる。
厳しい状況ではあるが、政府・市当局は対策を講じ、地域の生活を守る努力を継続しなくてはならないという意見も出た。