令和4年7月4日に、富士宮市議会で全員協議会が開催され、議長選挙に関する所信表明が行われた。
議長選挙への立候補は鈴木 弘議員と松永 孝男議員の二名で、それぞれ所信表明を行った。
鈴木 弘議員は、昨年発生した議長を含む不祥事について言及し、議会の信用回復の重要性を訴えた。彼は、議会が持つ議決権や監視機能、政策提案の役割について強調し、特に市民に説明できる決定をすると述べた。
さらに、鈴木議員は市と連携し、再生可能エネルギー推進や滞在型観光に関する提言などへも触れ、議会運営の重要性を主張した。市民の安心と幸福感を高めるために、議員の協力を求めた。
次に松永 孝男議員が所信表明を行い、新型コロナウイルス感染症による経済危機に触れた。彼は、議会が失った信頼を回復するための努力が必要であり、政治倫理条例の制定が重要であると訴えた。
松永議員は、市民の声をしっかりと把握し、議会の役割を果たすことに努める考えを示した。また、歴代の議長による議会改革の継続も掲げ、公正中立な議会運営を目指すと述べた。
いずれの候補者も市民との信頼関係を重視し、市民福祉の向上に向けた活動を誓った。全員協議会は、両候補者の所信表明を経て散会した。