令和5年2月8日、富士宮市議会は第1回定例会を開催した。議題には、年度予算の策定や重要な議案が含まれている。
会議は午前9時に開会し、先ずは会議録署名議員が指名され、その後36日間の会期が決定された。続いて行われた議選では、共立蒲原総合病院組合議会議員として5番細沢覚議員、6番望月則男議員が選出された。
最初の大きな議題である「富士宮市議会委員会条例の改正」については、議会運営委員長14番佐野和彦議員が説明を行った。今回の改正は、新型コロナウイルスの影響を受けて、オンラインでの委員会開催を可能とするためのもので、感染症対策の一環として意義深いものであると強調した。
続いて、政務活動費に関する条例の改正案が呈示され、交付基準が見直され、不公平感の解消が目指される。また、富士宮市議会個人情報の保護に関する条例も制定される運びとなった。これは全体的な情報保護の重要性を考慮したものであり、議員がその適用を適切に行うことが求められている。
この日程の議題全体で、特に市の予算に関しては、計34件の議案が提出され、令和5年度の予算案には一般会計485億3,000万円の規模が提案されている。これは前年に比べ12億2,000万円増加しており、物価高騰やコロナ禍の影響が如実に反映されている。
施政方針について、須藤秀忠市長は、国際的な視点や地域の特性を生かしつつ、市民の皆様との共創を基盤に、持続可能なまちづくりを目指すと述べた。市民の生活を守るために様々な施策が計画されており、支援の必要性が強調された。
次の定例会も控えており、市長は引き続き議員や市民との対話を重視し、施策の実現に向けた取り組みが進められると明言した。議会は、これらの議案を引き続き審議する予定である。