令和2年11月20日、富士宮市議会は11月定例会を開会した。
議事が進む中、まず会議録署名議員について、細沢覚議員と稲葉晃司議員の指名が確認された。
次に、会期が12月9日までの20日間に決定した。この決定に異議はなく、全議員の合意を得た。
その後、日程第3として富士宮市選挙管理委員会委員の選挙が行われた。議長の指名により渡邉勝利氏、若林直己氏、平野正之氏、井出由美子氏の4名が当選した。
続く日程第4では、選挙管理委員会委員の補充員を指名する手続きが行われ、佐久間吉博氏ら4名が選ばれた。
議長はこれについても異議なしの確認を行った。
次に総務文教委員会からの報告が行われた。委員長の松永孝男議員は「富士宮市の公共交通の確保について」を政策課題として設定したことを説明した。
この課題について、委員会では多くの意見を交わし、具体的な提言を行うことが確認された。
松永議員は、特に高齢化社会を見据えた公共交通施策の重要性を強調した。
その後、当局提出の議案についての説明が行われた。副市長の芦澤英治氏は、14件の議案を一括して説明し、国民健康保険税条例の改正や介護保険関連の条例、各種補正予算を含むもので、いずれも迅速な審議処理が求められると述べた。
特に補正予算に関して、副市長は新型コロナウイルス感染症対策としての指定管理料の補填が急務であり、財政の健全性を維持するための措置であるとの理解を求めた。
その上で、さまざまな分野にわたる財政的なニーズに応えるための取り組みについても説明があり、議会の理解と支持を得るべく奮闘していく姿勢を示した。
その他、監査委員選任の同意事項や教育委員会の委員任命についても討議され、全て無事通過した後、議長は次回の会議の日程を確認し、散会となった。