令和4年12月17日に開催された第16回富士宮市高校生議会では、若者の視点から市の様々な課題が議論されました。議員らは、特に障がい者支援や市歌の普及、通学路の安全対策などについて積極的に意見を交わしました。
初めに、障がい者支援や福祉について「菅谷頼直議員」は、小学校や中学校での障がい者教育の充実を提案しました。「障がい者への理解を深めるためには、生の声を聞くことが重要」と述べ、地域での取り組みを推進すべきとの意見が出されました。
一方、「深澤諒士議員」は市歌の普及について発言しました。市歌をアピールするために同報無線での放送や、小中学校での合唱活動を提案するなど、地域のシビックプライドを高める必要性を強調しました。すると、市は今後試験的に市歌の放送を検討する意向を示しました。
また、通学路の安全対策に関しては、「三澤實理議員」が学校周辺の危険箇所の実態を把握し、対策を講じる必要性を訴えました。さらに、地域の安全が子どもたちの教育環境を守る要となることが確認され、警察との協力をもとに必要対策を進める旨が約束されました。
また、「渡邊任ノ輔議員」は、学校に通う中での交通安全意識を高めるために、高校生が参加する交通安全活動を促進する提案をしました。今後は、高校生が主体的に交通安全活動や地域のイベントに関与する機会を増やしていく方針です。
市としても、各議員の提案を重視し、今後の政策に活かしていく姿勢を示しています。