令和3年第8回宜野座村議会臨時会では、重要な議案がいくつか採決された。
特に注目すべきは、令和3年度宜野座村一般会計補正予算(第3号)である。
村長の當眞淳氏はこの案を説明し、歳入歳出予算の総額75億8,192万1,000円に796万9,000円を追加し、総額を75億8,989万円とするものであると述べた。
歳入の主な内訳には、426万9,000円の財政調整基金繰入金と370万円の子育て世帯生活支援特別給付金の増額が含まれている。
歳出では、370万円の子育て世帯生活支援特別給付金と276万円の学校特別活動補助金が主な項目となっている。この補正予算によって、低所得の子育て世帯に支給される特別給付金は74名が追加され、児童一人当たり5万円が支給される見込みであるが、先に説明した数は誤りであり、実際には74名分であることが訂正された。
議会では討論も行われ、照屋忠利議員が補助金の詳細な説明を求め小渡久和議員が財政状況に関する質問をした。
また、村道前原大久保線の撤去工事に関する請負契約についても話題が及んだ。
當眞村長が工事内容を説明した。契約金額は178,200,000円であり、撤去工事は老朽化した前原大橋が通行止めを受け、早急な対応が必要とされたことが背景にある。
工事の質疑において、議員からは予算や設計の見直しに関する意見も寄せられた。
最後に、県産品の優先使用に関する決議案も可決された。
決議では、県内企業への優先発注が強調され、地域経済の活性化を進める重要性が述べられた。
新型コロナウイルスの影響を受ける中で、県民による県産品の愛用が促進されるべきとの意見が多くの支持を得た。