令和5年第6回東村議会臨時会が7月26日に開催された。
会議では、複数の重要議案が審議され、全議案が原案通り可決された。特に電子黒板設置事業の契約や遊歩道整備工事について具体的な内容が議題として取上げられ、村民の教育環境と観光資源の向上に向けた重要性が議論されたことで注目を集めている。
議案第33号、令和5年度東村立小中学校電子黒板設置事業契約について、教育課長の仲嶺真文氏が契約の相手方や金額について説明を行った。契約金額は1,353万円であり、特別教室に設置される9台の電子黒板は、村内の学習環境を改善することが期待されている。出席した議員からの質疑も活発に行われ、前年の整備状況も踏まえた総合的な教育支援が求められた。
また、議案第34号の慶佐次湾のヒルギ林遊歩道整備工事について、企画観光課長の又吉一樹氏が契約の内容を説明。契約金額は約2億4,606万2,300円に上り、耐久性を高めるために広範囲な再整備が進められるとのことである。遊歩道の長期的な利用のための計画が話し合われ、持続可能な地域の観光振興が目指されていることが強調された。
さらに、議案第35号では令和5年度一般会計補正予算が審議された。総務財政課長の宮田健次氏が歳入と歳出の補正内容について詳細を説明した。合計2,201万3,000円の補正が行われ、特に非課税世帯に対する支援が含まれているとされた。議員からは予算措置の透明性や今後の運用について質問が相次ぎ、効率的な予算管理が求められた。
最後に副村長の選任が議題に上がり、村長の當山全伸氏が又吉一樹氏の選任理由を述べた。全体的な議論では村政における協力関係を重視し、議員と行政府が一体となった運営の重要性が強調された。