令和4年第10回宜野座村議会定例会が開催され、令和3年度の各種決算認定について審議された。
主要な議題として、一般会計などの5件の決算が提案され、いずれも原案通り認定される見通しである。特に、議員からは一般廃棄物収集運搬業務委託料の高騰に対して議論が交わされた。
津嘉山 朝政議員は、委託料が609万円から1,542万円に2.5倍となった理由が納得できないとの反対討論を行った。村民の疑問に答えきれない状況が続いている。
また、委託業者の決定プロセスや、県の労務単価を基準にしたことに対する疑問も指摘され、同議員は「これまでの議論において村民に説明がつかない」と強調した。
一方で、新里 文彦議員は賛成討論を行い、決算には不備がないと主張した。小渡 久和議員も一般ごみ収集について、法人組織の方が安全性が高いとの見解を示し、賛成する理由を述べた。
意見書に関しては、駐留軍関係離職者等臨時措置法の有効期限延長に関する意見書が提出され、當眞 嗣則議員が提案理由を説明した。多くの議員が賛同し、全会一致で可決された。
定例会では、各議案について質疑・討論を経て採決が行われ、復旧された決算は村の財政運営に寄与すると期待されている。さらに、村民の福祉向上を目指して、今後の行政運営に注力する姿勢が求められている。