令和4年第10回宜野座村議会定例会が9月13日に開催された。
村長の當眞淳氏は行政報告において、さまざまな活動を紹介した。まず、新型コロナウイルス感染症対策についての報告があり、村内の感染状況は9月12日現在で45人の療養中であり、特に10代での感染が目立つと述べた。月別の新規陽性者数は6月261人、7月494人、8月454人、9月は71人と続いている。家庭内感染の様子や、集団PCR検査の実施により現在までクラスターの発生は防げていると強調した。
次に、学校給食と食材費の高騰に関しても言及された。疫情やロシア・ウクライナ戦争の影響で、食材費が暴騰している現状があるが、地場産品の使用を進めており、学校給食においても地域の食材の活用を図っている。この活動には、村民の支援も欠かせないとし、保護者の経済的負担を減少させ、無償化に取り組んでいると語った。
議会では、一般質問も行われ、眞栄田絵麻議員からは、沖縄の新しく選出された知事選挙について質問があり、県民の反対意識の高さや新型コロナ対策の課題について求められた。村長は、新型コロナウイルスの感染状況を注視し、適切な対策を講じていく考えを示し、県民投票の結果についても重要な意見の一つとして重視する姿勢を見せた。また、村民に必要な施策についても意見交換を行う意向を述べた。
当議会では、村の将来を見据えた多様な施策について議論が行われ、村民一人ひとりの意見を大切にし、共に歩む姿勢が重要であるとの結論に至った。特に、地域の食材を使った給食の改善や新型コロナ対策は、これからの宜野座村の発展に寄与する重要な施策であるとの認識が強調された。