宜野座村議会は、令和5年第3回定例会を令和5年3月7日に開会。その中で、村長の施政方針と様々な議案が話し合われた。特に、令和5年度の村長施政方針が注目され、村長の當眞 淳氏が地域の発展に向けた具体的な方針を示した。
村長は、昨年度の振り返りの中で、地域経済の再生や物価高騰への対応を重要視していると述べた。また、沖縄県との連携を強化し、特に令和6年度開学予定の県立農業大学校に関しては、村の農業振興を後押しするものと期待している。
また、村の予算概要では、一般会計予算は77億9千700万円で、昨年度比8.7パーセントの増となる。一方、特別会計の予算についても数々の議案が可決された。特に、教育活動中の事故に対する見舞金の支払いが決議され、被害を受けた児童への支援が行われる運びとなった。
さらに、令和4年度宜野座村一般会計補正予算では増額が見込まれたものの、一部予算の減額が決定し、各事業の見直しや効率化が図られる。特に、教育費との連携が強調され、特別支援教育の充実に向けた具体的な手法が議論された。
下水道事業特別会計の補正予算案も提案され、歳入歳出予算が減額される中、事業運営の効率化に向けた取組が求められた。特に水道事業に関する新たな補助金が議題に上り、安定した水供給体制の確保に向けた重要なステップとされている。
村長は、施政方針を通じて、地域住民が生活しやすい環境の整備や、地域課題の解決に全力で取り組む姿勢を強調した。議員からも村民が誇りを持てる村づくりに向けた意見が寄せられるなど、地域の未来に向けた熱意が議会を通じて示された。