令和5年6月16日、宜野座村にて第6回定例会が開催された。重要な議題として、元村長の當眞淳氏による令和5年度の複数の補正予算が提案された。国民健康保険事業特別会計補正予算については、歳入歳出予算の総額から32万6,000円の減額が提案された。今回の補正により、歳入歳出予算の総額は9億8,909万4,000円となる。知名のある健康福祉課参事、野辺あやの氏は詳細な説明を行い、歳入の主な内訳は繰入金に関するものであり、主に人事異動等による影響であると述べた。
続いて水道事業会計の補正予算も同様に提案され、収益的収入額2億8,027万9,000円から215万7,000円を減額し、最終的に収益的収入額は2億7,812万2,000円に、支出額は2億4,886万4,000円に修正される。上下水道課長の仲間盛雄氏はこの件についても人事異動に伴う費用の見直しを強調した。
また、下水道事業特別会計補正予算に関しても、歳入歳出予算の総額を6億1,294万1,000円に引き上げることで可決されている。これにより、各事業に対する資金計画が整理される見込みだ。
条例改正案では、固定資産評価審査委員会の制度を見直すと共に、税条例の一部改正についても提案があり、こちらは地方税法の改正を受けたものである。平田村民生活課長からの説明によると、これに伴い森林環境税を導入し、村民に対し税負担の透明性を確保する目的がある。
加えて、ふれあい交流センターとがらまんホールの物品取得についても正式に可決された。ホイールローダーの購入については、新規導入による農業振興を目的としており、経年劣化の進んだ設備の更新を図るものとなっている。新里清次議員による提案もあり、議会における請負の透明性に関する条例制定についても賛同を得て可決された。
最後に、参加した議員たちは、地域経済の活性化を目指すために地元産品の優先使用を促進する決議案を可決した。今後も村全体の経済循環を重視し、地元企業のサポートを強化する方針である。