令和3年第13回宜野座村議会では、環境問題と一般廃棄物の収集、さらには辺野古新基地問題について議員から多くの質問がなされた。特に環境問題に関しては、村内河川や海水の汚染状況に関する調査の重要性が強調され, 特に地下水の管理が問題視されている。その中で、平田健康福祉課長は「普段は井戸水などを使用している家庭が少ない」と述べながらも、地下水に対する調査は必要だとの見解を示した。
また、軍事訓練による騒音問題についても議論が交わされた。津嘉山朝政議員は、米軍ヘリによる騒音が住民生活に及ぼす影響を考慮し、騒音測定装置の設置拡大を提案した。現在、村内には3か所に設置されているが、さらなる測定の必要性が認識されている。環境整備が進む中でも、村民の生活の質を保つために、適切な騒音対策が求められている。
一般廃棄物の収集業務については、金武町からの要請に基づく経路変更が話題となった。當眞村長は金武町との協議を重ねつつ、漢那区の意見も尊重する形で検討する意向を見せた。また、廃棄物収集の契約についても厳密なプロポーザル方式の運用が求められており、今後の適正な契約手続きが強調された。
最後に、辺野古新基地問題については、津嘉山議員からの再度の質問が行われ、島尻あい子氏の当選による経済効果が村に及ぶ可能性についても言及された。村長は、辺野古基地建設について「移設先については県外、国外が望ましいと考えている」と改めて立場を明確にしつつ、当然のアクションプログラムと共に検討を進める姿勢を示した。