令和5年第12回宜野座村議会では、高齢者支援や地域の防災対策についての議論が行われた。特に、高齢者祝い金については、以前の支給額を1万円に戻すべきとの意見が出された。
議員からは「高齢者が宜野座村に生まれ育った皆様には、感謝の気持ちとともに支援金を支給すべきだ」との要望が寄せられた。この高齢者祝い金の減額は、地方財政の見直しによるもので、村長は「現在も村内で様々な支援策を行っており、祝い金の元に戻す考えはない」と述べた。
さらに、集落排水整備事業の終了後に生じた道路の改修についても焦点が当てられた。特に、城原中央線の道路状況が悪化しており、雨天時には水たまりができるため、議員からの要望があがった。村長は、「現在行われている近隣公園の工事完了後、改修を進める」との意向を示した。
熱中症対策についても取り上げられ、教育長からは、小中学校での取り組みや啓蒙活動が報告された。生徒たちの安全を最優先にする方針を強調し、水分補給や帽子の着用などの施策が推進されているとのこと。
最後に、防災訓練の重要性が強調された。村長は、「国民保護計画は重要であり、無事な生活のためには訓練が不可欠」とし、地域団体との連携を深めていく意向を示した。議会のメンバーからは、具体的な行動を求める声が相次いだ。
これらの議論を通じて、宜野座村の地域づくりや高齢者などへの支援の在り方が再確認され、今後の取り組みが期待されている。