令和6年第1回宜野座村議会臨時会は、1月19日に開催された。
会議では、3つの補正予算が審議され、可決された。
特に注目されたのは、令和5年度宜野座村一般会計補正予算(第9号)の件である。この補正予算の総額は、89億7,735万9,000円に達し、主に道路メンテナンスをはじめとする防災関連の予算が増額されている。
當眞村長は、歳入において道路メンテナンス事業費補助金が特に重要で、7,536万円が追加されたと報告した。これにより、交付金を活用した予算の組み方が好影響を与えることが期待されている。
また、他にも物価高騰対応のために2,693万7,000円が計上され、村民への直接的な支援に向けた施策が伺える。
この補正予算では、主に教育や福祉、農林水産業、商工費の支出が注目されている。やはり、新しい公共交通導入検討事業に絡む経費も含まれており、全村民に対して5,000円の商品券が配布される取り組みが含まれている。
続いて、令和5年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)についても審議され、総額は9億6,943万2,000円。また、下水道事業特別会計補正予算の6億3,759万2,000円も可決され、特定防衛施設周辺整備調整交付金事業の実績による減額に触れられた。
議会では、防犯灯のLED化や新たなカメラ設置についても触れられた。漢那区との協議の中で、既存のルートに沿った安全対策や地域住民への説明が求められており、発言者である平田嗣義議員は、特に子どもたちの通学路の安全への懸念を強調した。
また、金武町との協議の中で、ルート変更や地域の利益についての透明性が求められており、村長は慎重に進める姿勢をあらためて示した。
補正予算の関連で、教育分野でも語られ、特に吹奏楽部の楽器購入計画が注目された。教育委員会は、部員の活躍を促進する方針を示しており、この予算案では部活の活発化が期待されている。