令和3年第4回宜野座村議会定例会が3月23日に開催された。
この会議では、さまざまな議案が審議され、その中でも特に令和3年度の一般会計予算に関する議案が注目された。議案第17号では、一般会計予算に対して委員長報告があり、内容については原案通り可決された。
しかし、津嘉山朝政議員は、この予算に反対の立場から発言した。彼は、予算内の法人業務委託が906万円から1,500万円へと大幅に増加することに疑問を持っており、村民からの不満の声を代弁した。また、現在の厳しい村財政において、なぜこのような大幅な増加が必要なのか理解できないと述べている。これに対し、山内昌慶議員も反対の意見を示し、コロナ禍の影響で厳しい経済状況にある中での予算編成に疑問を持っている。
次に、議案第22号の令和2年度一般会計補正予算についても、審議が行われた。この補正予算は歳入歳出それぞれを約5,930万円減額するもので、主に再編交付金基金繰入金やふるさと応援寄付金の減少が原因とされている。村長の當眞淳氏は、これに関する詳細な説明を行い、歳入の減少はコロナの影響を反映しているとして理解を求めた。
さらに、議案第23号である宜野座村ITオペレーションパーク機能高度化工事(建築)の請負改定契約についても提案がなされ、契約金額が従来の77,770,000円から80,146,000円に改定されることが決定した。契約変更の理由は、工期変更に伴う諸経費の増額によるもので、新たな竣工日は令和3年7月19日が見込まれている。
このように、議会では厳しい財政状況を踏まえた議案が可決され、村民生活に直結する重要な議題についての議論が繰り広げられた。