令和2年第9回宜野座村議会定例会が、9月11日に開催された。
会議では、令和元年度の各種財務決算の認定議案が審議され、その内容について説明が行われた。最初に、當眞 村長が令和元年度宜野座村一般会計歳入歳出決算について詳細な報告を行った。これによると、歳入総額は79億3736万4千187円、歳出総額は76億7799万8千785円で、歳入歳出差引額は約2億5936万5千402円となったとされる。
この内容に対し、議員からは質疑が相次いだ。平田嗣義議員は、実質単年度収支の赤字について「1億5060万3千円」と指摘し、その理由について質問した。下里 総務課長は、建設事業や補助事業の増加が影響しており、今後は基金の取崩しを最小限に抑える方針を示した。
また、議員は公債費負担比率が7.5%とされる中で、今後も健全な財政運営を行うための施策についても触れた。それに対し當眞村長は、財政計画の策定を通じて慎重な対応を進める考えを示した。
続いて、国民健康保険事業特別会計や後期高齢者医療特別会計についても、歳入総額や歳出総額に関する説明があった。Healthyさのバランスを重視し、特に必要な医療費支援の観点から、適切な財源の合理化を進めていく方針が述べられた。最後に、営利目的での特例交付金増加について質問がなされ、子ども保育無償化に関連する取組が主な要因であることが確認された。
会議は賛成多数で各決算認定案を決定し、これらの議案は決算審査特別委員会に付託されることになった。議長の石川 幹也氏は、次回も円滑な議論を行うよう呼びかけ、会議を終了した。