令和2年第2回定例会が令和2年3月10日に開催された。
この議会では、村長の當眞淳氏が令和2年度の施政方針を表明した。彼は、「子どもたちの瞳が輝き、村民の笑顔あふれる村づくり」を基軸に、観光振興や地域活性化の重要性を強調した。特に、道の駅の登録やリゾートホテルの建設が進んでいることに言及し、これが村の経済にとって良い影響を及ぼすと述べた。
施政方針では、具体的な施策として子育て支援や教育の充実が挙げられた。また、昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響についても懸念が示され、経済の落ち込みが心配されるとの見解も発表された。當眞村長は、地域課題の解決に向けて村民とともに努力する意向を示すとともに、議会からの協力を求めた。
また、本議会では「宜野座村国民健康保険事業財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例を廃止する条例」が審議された。村長の當眞淳氏は、保険制度の改正に伴い、基金の必要がなくなったことから廃止を提案した。議会では異議なく可決され、その効力が確認された。
他にも、各種条例改正が行われた。具体的には、固定資産評価審査委員会や職員の服務の宣誓に関する条例の改正が議題となった。これらの改正は、県の法令や新たな施策への対応を含むものであり、各議案も同様に可決された。
本議会は、一般会計や特別会計に関する補正予算などの内容も提案され、質疑が行われた。中でも、プレミアム付商品券の低い申請率についても議員から指摘され、今後の対策が求められた。特に代金先払い方式の煩雑さが影響したとの説明があった。
また、村内での赤土流出対策についての推進協議会活動の重要性も再確認された。議員らは、赤土流出防止に向けた取り組みが農業や観光にとって必要不可欠であることに意義を見出し、今後の課題として話し合われた。
最後に、議案の採決が行われ、全ての議案が原案通りに可決され、盛況のうちに会議は閉会された。村長と議員たちは、村民に向けた様々な施策における理解と協力を願っている。