令和4年第14回宜野座村議会定例会が12月14日に開催された。主な議題は一般質問で、津嘉山朝政議員、仲間信之議員、新里文彦議員、山内昌慶議員の4名が発言した。
特に津嘉山朝政議員は、防衛省による世論操作を懸念する発言を行い、沖縄の現状について強い意見を示した。彼は、新聞報道での防衛省の研究が個人の自由に対する侵害の可能性を孕んでいると指摘し、世論操作が進行していることを憂えた。さらに、琉球民族に関する国際的な動きを取り上げ、地域のアイデンティティーや先住民族の扱いについての懸念も表明した。
新里文彦議員は、村内に透析施設を設けるべきと主張した。透析患者やその家族の負担を軽減し、雇用増加に寄与する必要性を訴えた。今後の対応として、かんな病院との連携を強化し、透析施設整備に向けた動きを進める方針であることを村長が伝えた。
山内昌慶議員は、沖縄自動車道周辺の騒音問題に言及した。特に、騒音による周辺住民(城原区)の生活への影響を訴え、遮音壁の設置を求める声が上がった。村長は、要望を受けて状況を調査し、今後の対応を検討する意向を示した。
仲間信之議員は駐留軍就職採用について、求人の情報提供や支援措置を検討する必要があると主張した。地域内での雇用慣行の向上が求められている中、村民が安心して生活できる環境作りの重要性を再確認する必要があることを強調した。
議論の結果、以下の対策が今後の課題として浮き彫りにされた。まずは防衛省に対する情報公開・透明性の確保が求められ、村民の権利保護が重要視されるべきである。また、人工透析施設の整備については、地域医療連携を促進し、村民が求める医療を整えるべきであろう。加えて、高速道路の騒音問題については、住民の安全で快適な生活環境確保のための遮音対策が急がれる。最後に、駐留軍に関する雇用機会の拡大や、村民が必要とする保障措置の整備が求められる。