令和3年第4回宜野座村議会定例会が3月11日、宜野座村議会議事堂で開催された。議長の石川 幹也氏が会議を開会し、最初の議題として一般質問が取り上げられた。通常、一般質問では議員が村の重要問題について村長や議員たちに質問し、意見を交換する場となる。
質問の中で、伊芸 朝健議員は、放課後児童健全育成事業に関する詳細を問い、具体的な運営状況や条例の基準について言及した。村長の當眞 淳氏は、放課後児童クラブの運営について国の基準に基づくものであり、職員の配置や支援内容について細かく説明した。また、事故発生時の対応や国、村の補助金に関しても情報を提供した。
さらに、伊芸議員は農地での営農型太陽光の取組についても質問した。これに対し、農業委員会事務局長の山内 慶一氏は、営農型太陽光は農業と発電を両立させるものであり、実施には農地法に基づく許可が必要であると説明。他にも支援制度や売電に関する事項について触れた。
施政方針に関する質問も複数あり、議員たちは地域に影響を与える事業に対する村の考えや今後の進め方について確認した。特に、漢那赤崎1号線の整備においては事業の進捗状況や関係者との合意形成が重要であるとの認識が共有された。
閣議では、男女共同参画社会づくりの進捗状況についても議論が行われ、村長が女性登用について努力している現状が説明され、志が強調された。特に女性の管理職や委員数については課題も多く、登用率が目標に対して低い点が指摘されるとともに、それに対するアプローチの重要性が再確認された。
今回の審議では、村における環境問題や福祉関連の課題、ならびにこれからの政策実行に向けた道筋について深い議論が交わされた。議員たちは、地域住民の声を反映した政策実現が求められることを強調し、村長にもその姿勢を貫くよう求めた。最後には、村全体の福祉活動及び支援についても意見が交わされ、有意義な質疑応答が続いた。