令和4年第8回宜野座村議会臨時会が、2022年8月16日に開催された。
今回の会議では、主要議題として中華人民共和国による弾道ミサイル発射に関する抗議決議と意見書が上程された。
議長の石川幹也氏は、開会を宣言し、その後、会議録署名議員として小渡久和氏と当真嗣信氏の指名を行った。
会議の進行において、仲間信之議員が提案した抗議決議第3号について、趣旨を説明した。これにより、民間の不安を和らげるために、政府に対し軍事行動の自制を求める内容が盛り込まれている。特に、付近の漁業業界への影響も強調した。
この決議は、8月4日に中華人民共和国の人民解放軍が実施した台湾周辺での軍事演習に起因しており、11発の弾道ミサイルが日本の排他的経済水域内に落下したという事実に基づくものである。特に、沖縄県民に対する不安の声が高まっている。
また、意見書第4号についても、仲間議員が説明を行い、国際社会との和平的対話の重要性に触れた。これにより、緊張緩和とともに、沖縄近海での軍事行動が抑制されることを期待している。意見書には、沖縄近海における軍事演習の中止が求められており、その実現に向けた強い要請が含まれている。
質疑が及ばないと認められた後、抗議決議と意見書の一括採決が行われ、全員の賛成により、原案が承認された。可決された内容は、関係機関に送付される予定である。議長は、議決された内容に対し、整理を委任することを確認し、今回の会議を閉会した。