令和2年第7回宜野座村議会臨時会が開催され、議題として在沖米軍の新型コロナウイルス感染防止策が主要な関心事となった。特に、感染者数が136名に達した点が注目され、村側では早急な対策を求める声が上がっている。
當眞淳村長は、最近の三町村連絡協議会における協議内容を報告し、特にキャンプ・ハンセンにおける感染者増加に懸念を抱いていると述べた。
村長は、過去における普天間基地での感染発生を鑑み、また沖縄県内での新型コロナウイルスの拡大を防ぐため、具体的な提案を行う必要性を強調した。感染者の動向を把握し、地域住民の不安を解消するよう努めるとした。
具体策としては、基地内での隔離や外出禁止の徹底、そして沖縄への軍人軍属の移動中止を求める意見書が提出された。更に、基地内従業員に対するPCR検査の実施を速やかに行うよう求める方針も示された。
議会では、この意見書の重要性と緊急性に対する共感が広がり、他の議員からも感染防止策の徹底や、意見書採択に関して議論が盛り上がった。特に新里文彦議員は、村民の生活を守るため、素早い対応を重視するよう強調した。
また、この議会中には村道中原線に関する特別委員会の設置が決定され、今後の調査が進められる予定である。村長はこれらの対策を通じて、村民に対するリスク低減に努める方針だ。