令和4年第3回宜野座村議会定例会で行われた一般質問では、特に街灯設置や児童福祉の問題についての議論が盛んに行われた。
平田嗣義議員はまず街灯設置について提起した。新国道から旧高速道路のインター入り口までの街灯設置を求める意見が寄せられたが、當眞村長は現状では計画がないとの答弁を行った。また、街灯の設置に関しては「緊急性、必要性を確認していきたい」と述べた。
さらに、児童福祉に関して平田議員は、待機児童対策についての具体的な取り組みを求めた。當眞村長は、令和3年10月1日時点での待機児童について触れ、保育士確保が難しい現状を説明した。村では、定員数以上の児童の受け入れを行っており、保育士の処遇改善も行っているとし、今後の支援についても前向きに取り組んでいく姿勢を示した。
農業振興についての取り組みも議論された。議員たちは認定農業者の育成や農業者年金の加入促進について質問。當眞村長は、認定農業者数や加入状況を報告し、今後の支援策についても言及した。特に新規就農者支援や女性農業者の参加促進が求められる中、農業者年金制度の普及や認定農業者の増加に向けた施策を強化する必要性が強調された。
一般廃棄物収集運搬業務については、契約金額の適正さが問題視された。村の担当課は契約過程での透明性の確保を進める必要があるとし、今後の履行状況についても関心を示した。
最後に、女性の社会進出に関する議論が続き、眞栄田絵麻議員は男女共同参画推進の重要性を訴えた。村長は、性別による役割分担意識の改革が重要であると認識しており、男女共同参画社会の実現へ向けた取り組みを継続していく方針を表明した。